豊岡市に数多く残る歴史・文化遺産について学び、その知識や技術を市の文化財行政やまちづくりに活かしていただく「とよおか市民学芸員」。ここでは、その活動について随時ご紹介していきます。
11月2日(木)16日(木)、23日(木・祝)にとよおか市民学芸員の方々が、博物館エントランス横の竪穴式住居の屋根を葺き替えてくださいました。
今回は前回の設置位置から少し奥へずらして、さらにカヤと稲わらの2種類でふいてくださいました!
ありがとうございます。博物館での作業は3日でしたが、カヤや稲わらの調達と大変お世話になりました。今回は北面もぐるり囲われ、住めそうです。是非新しく葺かれた竪穴式住居を見にいらしてくださいね。
前回に引き続き、神戸大学 地域連携推進本部 特命准教授である松下正和先生をお招きして、古文書の取り扱い方法をおしえていただきました。ここからは少しずつ史料をまとめていく作業になります。
9月10日と10月30日に神戸大学 地域連携推進本部 特命准教授である松下正和先生をお招きして、古文書の取り扱い方法をおしえていただきました。みなさん熱心に作業されていました。次回は11月27日に開催予定です。
稲刈りの際に頂いた藁を、追加して葺きました。これで年が越せそうです。
その他、昔の暮らしエリアのパネル展示の入れ替えを行いました。オリンピックの時期には前回の東京オリンピックの写真を、祭りの時期には昔の市内の祭りの様子をパネル展示しました。
小雨の降る寒い中、竪穴式住居の骨組みだけでは雰囲気が伝わりにくい!と屋根を葺きました。雪の降る前に設置しようと準備をしていましたが、なかなか活動がしづらい状況になってしまい、実施することができませんでした。
全体を覆うには、材料がもう少し必要ですが、古代の建物の雰囲気がぐっと出たのではないでしょうか。暖かくなってきたので、是非遊びに来てみてください。
「昔のくらし」プロジェクトもいよいよ大詰めです。
今回はスポットライトの取り付け作業から開始しました。ライトの当て方で来館者の印象はずいぶん変わります。展示スペース全体を見る担当と、脚立に登ってライトの方向を調節する担当とに分かれて、声を掛け合いながら照明の調整をしました。
続いて写真パネルの作成です。豊岡の昔なつかしい写真をプリントしたものを、パネルに貼っていきます。ノリの付いている薄いパネルに貼るのですが、気を抜くとしわができるので、息を止めて慎重に。写真パネルを壁面に貼るところまでしたかったのですが、壁の工事がまだ終わっていないため、レイアウトだけを決めました。
やはり展示が完成に近づくと、みんなに見てほしくなるもの。10連休には交代で展示ガイドをすべく、みんなで日程調整をしました。次回はいよいよ完成です。その時は「みんなでこの茶の間でご飯を食べたい!」ですって。
今回は昔の道具を博物館の中に展示する作業です。業者の方に作っていただいた畳のスペースに、タンス・机・ちゃぶ台・柱時計・扇風機などを次々と展示していきました。生活感のある茶の間の姿が形になり、思い描いていた以上の出来栄えに、みなさん自画自賛。展示の様子は博物館がオープンしてからのお楽しみです。
展示が出来上がって、ちゃぶ台の横で休憩しているメンバーに、「○○さん、そのままそこに座っとき。よう似合ってるわ。展示品みたいや」「生野の銀山ボーイズに対抗できるんちゃうか」と。さて、総選挙もあるのでしょうか。
次回の活動は、博物館に保存してある豊岡の昔なつかしい写真を、まわりの壁に飾ろうという事になりました。またまたみんなの子ども時代の話がたくさん出てきそうです。
今日の活動は、先日リストアップした展示資料の清掃。倉庫から運び出して、外で汚れを落としました。タンスの引き出しを外して、隅々まで雑巾がけをしたり、桶のタガのゆるみを直したり、使い込んだ将棋盤の駒を一つ一つ磨いたり。
最初、みんなの話題はたわいもないものだったのですが、だんだんとせつない話に。
「この町も人口が減ってきたし、核家族が増えた。どうなるのかなぁ。」
「ぼくらは今、昔の茶の間を再現しようとしとるんだけど、茶の間って大事やなぁ」などなど。
皆さん次の世代に伝えたいことがたくさんある様子。ぜひ博物館の来館者にお話ししてください。
今日は寒い外での活動、皆さんご苦労様でした。次はいよいよ館内に展示です。なつかしい茶の間が再現できるでしょうか。
現在、博物館では展示リニューアルを行なっていますが、とよおか市民学芸員の皆さんに、ボランティアとしてご協力いただけることになりました。
担当していただくのは「昔のくらし」という新しい展示コーナー。まずは、展示に使えそうな資料を探しに、博物館から少し離れた倉庫へ。あちこちの棚をのぞいては、使えそうな品をリストアップしました。
作業をしながら、会話は子ども時代のテレビの話に。
「白黒テレビの画面の前に、下敷きのようなパネルをつけるとカラーのように見えた」「画面を大きく見せるための、水を入れるレンズのようなものがあった」などなど、いろんな話が飛び出しました。
次回はリストアップした品を運び出し、展示するためきれいに掃除をする予定。今後も市民学芸員の活動を随時レポートします。
どんな展示になっていくのか、どうぞお楽しみに!