第12回 豊岡全国かな書展

 豊岡市は、日本を代表するかな書家である故仲田光成出身の地です。今年も仲田光成の偉業を記念し、かな書の普及と地域文化の高揚のため、「仲田光成記念第12回豊岡全国かな書展」を開催しました。

 今回は、全国19都府県か5,473点の応募があり、入選以上の作品4,051点の他に招待、賛助、特別協賛作品を展示しました。また、特設コーナーとして仲田光成の書碑作品8点を紹介しました。1日には、審査員によるかな書等の実演を披露し、最終日には、但馬地域地場産業振興センターで表彰式を執り行いました。

会期 平成24年11月30日(金)~12月2日(日)
会場 豊岡市立総合体育館

(作品をクリックしていただくと画像が大きくなります。)
一般の部
文部科学大臣賞 野島 トシ子
もみぢ葉は袖にこきいれてもて出でなむ
秋は限りと見む人のため(古今集 素性法師)
仲田光成記念賞 小林 徳恵
玉くしげ二上山に啼く鳥の
声の恋しき時は来にけり(万葉集 大伴家持)
兵庫県知事賞 原田 清翠
雪の木に降りかかれるをよめる春立てば花とや
見らんしら雪のかかれる枝にうぐひすの鳴く(素性の歌)
兵庫県教育委員会賞 白鳥 禮子
難波江の葦のかりねの一夜ゆゑ身をつくしてやこひわたるべき
(百人一首 皇嘉門院別当)
 神戸新聞社賞 前田 疎風  
ときはなる松のみどりも春来れば今ひとしほの色まさりけり 他二首
但馬文化協会長賞 谷岡 妙子
さびしさはみ山の秋の朝ぐもり
霧にしほるる真木のしたつゆ(新古今集 後鳥羽天皇)
豊岡市長賞 川名 静扇
久方の空にこごしく立てる山
玲瓏として風に吹かるる(尾山篤二郎)
豊岡市長賞 岡畑 真由美
水草を揺らす夜風の香りに誘われ
月より優しく光る水邉の天の川(「ほたる」三上六紀)
高校生の部
兵庫県知事賞 漆原 早月
たくひなき心地こそすれ秋の夜の
月すむ峰の小男鹿の聲(山家集 西行)
兵庫県教育委員会賞 宇上 夏希
小諸なる古城のほとり雲白く
遊子悲しむ緑なす蘩蔞は萌えず若草も藉くによしなししろがねの
衾の岡辺日に溶けて(千曲川旅情の詩より)
神戸新聞社賞 德永 沙英
臨書(針切)
但馬文化協会長賞 羽渕 純平
隴西の季徴は博学才頴天保の末年若くして名を虎榜に連ねついで
江南附に補せられたが性狷介自ら恃むところすこぶる厚く‥‥
豊岡市長賞 中村 瑞揮
臨書(中務集)
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審査委員長    田宮 文平 氏