仲田 光成        
ほとゝぎす二は啼く雨ごの月夜かな

1965年

90.9p×156.0p
  天地の分かれし時ゆ神さびて高き駿河なる布土の高嶺を天のはら振り放け見れば渡る日の影も…

1987年
45.0p×100.0p
うらうらといづる日陰にさそわれて霞にほはぬ山のはもなし

1968年
99.6p×51.8p
  花ちりし庭のこの葉も茂りあひて天照る月の影ぞまれなる

1976年
68.0p×46.5p
はる風や堤ながうして家遠し

1968年
91.0p×153.0p
  初ふじや連峰をぬく雲の上

1980年
159.0p×895p
雲の影黒く大きくうごきつゝ物音もなき夏の山かな

1981年
157.5p×89.0p
  舟からは近しとむかふ月見かな
1982年
152.0p×76.5p
  天離るひなに五年すまひつゝ都の手ぶり忘らえにけり

1984年
161.5p×92.1p
    くもりなき鏡の山の月を見てあきらけき世を空にしるかな

1985年
46.8p59.4p
  はつぞらの

1971年
    この酒に己が心をかたらばや君より外にきく人もなし

1987年
134.0p×68.3p
  涼しさや青葉見上るあらしやま

1987年
204.5p×72.5p
    はつ秋やまだ美しい水の音

1990年
194.3p×67.3p
  新玉の年たちかへる暁は鳥の八 ものどけかりけり

1990年
126.0p×67.9p
    ほとゝぎすなくやさ月のあやめぐさあやめもしらぬこひもするかな 他

1990年
127.0p×62.8p
  みなそこに影をうつして藤の花千よまつとそこにほふべらなれ

1991年
47.0p×44.7p
    つれゞれなるまゝに日ぐらし硯にむかひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば…

1991年
50.7p×74.7p
  大ぞらもひとつ緑に見えにけり若くさもゆるむさしのゝはら

1993年
201.8p×82.2p
    あしびきのやましたみづは行きかよひことのねにさへながるべらなり

1995年
58.8p×64.0p
  み山より落ちくる水の色見てぞ秋はかぎりとおもひしぬる

1995年
165.7p*52.0p
    今宵我が宿かる家は山の上雲ゐに近し風寒くふく

1995年
204.5p×46.2p
  山ざとは冬ぞさびしさまさりける人めもくさもかれぬとおもへば

1999年
53.7p×35.5p