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〒669-5391
兵庫県豊岡市日高町
伊府785 
TEL:0796-44-1515 FAX:0796-44-1514
 

 


2015日本冒険フォーラム
植村直己が追い続けた世界



2015年11月22日(日)
明治大学 アカデミーホール
 植村直己の素顔をふり返り、冒険文化を考える第2回目の日本冒険フォーラムを植村の母校、明治大学で開催しました。初開催は2011年、4年ぶりの開催です。
 全国から植村のファンをはじめ、多くのチャレンジャーなど約900人が一堂に集まり、ステージと客席が一体となった熱いフォーラムとなりました。
 今回のテーマは「極地」。植村が初めて足を踏み入れた、果てしなく広がる乱氷帯の北極、、植村が生涯にわたり大きな目標としていた南極…。植村とともに夢を追い続けた当時のエピソードをはじめ、極地をよく知る冒険家やジャーナリストが知られざる氷の世界を紹介しました。
 また、交流ひろばでは、極地で活動する冒険家のみなさんの展示や、チャレンジャーが行動の途中で撮影した写真とメッセージをパネルで紹介。多くの来場者でにぎわう情報交換と交流の場となりました。
 その様子をぜひご覧ください。 
会場は、植村直己の母校、明治大学 アカデミーホール。4年ぶりの開催です。
【植村直己の足跡と素顔展】
1Fロビーでは、植村の生涯をたどりながら、心温まるエピソードも紹介。
【植村直己語録展】
植村が冒険中に残したメッセージに、イラストレーターの黒田征太郎さんがイラストを描いてくださいました。何事にも真正面から取り組んだ植村の言葉が心に響きます。
この日を楽しみにしていただいていた参加者のみなさんが次々に来場。
スタッフも笑顔でお迎えしました。
開会前のステージでは、出演者による本番直前のリハーサルが入念に行われました。
開会1時間30分前、席が次々と埋まっていきます。
【植村の育った町・コウノトリ悠然と舞う町】
植村のふるさと豊岡市の中貝市長が、コウノトリも住める自然豊かな町を目指す豊岡を紹介。
“一歩を踏み出す勇気”は、植村さんが教えてくれたことです…と。
【植村直己記録映像上映】
「素顔の植村直己〜夢果てしなく 愛かぎりなく〜」を上映。自然を愛し、人を愛した植村の姿にあらためて想いを馳せる時間でした。
【ロビー展示】
植村直己冒険賞
歴代の受賞者を紹介。
2016年、冒険賞は創設20
周年を迎えます。


植村のふるさと
  豊岡市の紹介

自然豊かなこの町に
ぜひお越しください。

豊岡市職員
    南極へ行く

第53次南極地域観測隊越冬隊の一員として、環境保全部門の仕事に従事しました。
【基調講演 今あらためて植村直己を語る】
文藝春秋の編集者として植村と長年親交があり、植村にとって良き相談相手だった湯川豊さんは、植村が語る南極の夢に心を動かされ、また他人を思いやる心を人の数倍持っていたなど、植村の心遣いに心打たれたエピソードをお話しくださいました。
パネルディスカッション「北極・南極こんなに違う」
極地を舞台に活躍し、また活動中の4人のパネラーがそれぞれの南極・北極を語りました。
これまで見たことのない極地の世界を知ることができました。


ゲスト : 市毛 良枝さん(俳優)    
コーディネーター : 江本 嘉伸さん(地平線会議代表世話人)

大場 満郎さん
(北極点・南極点到達)

岩野 祥子さん
(南極越冬2回)

荻田 泰永さん
(北極点3度の挑戦)

武田 剛さん

(環境ジャーナリスト)
 4人の中で唯一植村直己と関わった大場さん。南極に向かう前、植村を
訪ねた時のエピソードをお話しいただきました。植村からのアドバイスは、「イヌイットの村で必ず1泊しろ」ということでした。アザラシなどの皮のなめし方や習慣を教わるように伝えたそうです。大場さんは、イヌイットの村に最初に入った日本人が植村だったので、日本人の印象が良く、とても良くしてくれたと言います。そして、ダウンの上下やコンパスを譲ってもらったそうです。
 そんな大場さんの冒険に憧れて、北極に魅せられ無補給単独歩行に挑
戦中の“北極男”荻田さんは、ホッキョクグマに何度も遭遇。荻田さんが自ら三脚を立てて撮影した迫りくるホッキョクグマの映像は、その迫力と臨場感に客席から驚きと歓声が上がりました。今は北極の氷が薄く、荻田さんはドライスーツを着て北極海を泳ぐこともしばしばあると言います。北極の自然は大きく変化を続けているそうですが、現地の人々との関わりを持ちながら冒険をする方法は、植村から大場さん、そして荻田さんに変わらず受け継がれています。
 このフォーラムに屋久島からかけつけていただいた武田さんは、子どものころから植村の活躍をテレビで見続けて大きな影響を受けたと言います。新聞記者として、南極と北極の取材を続けてこられました。また南極越冬隊に参加した時の様子を紹介。南極越冬2回を経験した岩野さんとともに、南極の自然の話題へと移っていきました。
 岩野さんは南極に住む生き物を紹介。南極に入るとペンギン、アザラシ、魚、コケ…生き物たちのそのたくましさに感動しっぱなしのようです。南極の風など自然現象に学術的な説明を加えながら、わかりやすく伝えていただきました。
 写真:大場さんが持参したアザラシの皮の“チョッキ”を客席に披露する市毛さん
 ゲストの市毛さんは、「私たちが山や極地に向かうのはなぜだろう…と考えた時に、人間がもともとやってきたことを辿り、人が原点に戻る場所なのかなと思います」と。

 そして最後にコーディネーターの江本さんは、「なぜ、極地なのか?そこは人間が持っているチャレンジ精神を表現することが際立つ場所なのだろう」と締めくくりました。

 極地への先駆者であった植村の精神は、現代の冒険にも息づいていることを確信したパネルディスカッションとなりました。
                     【 交流ひろば 】
チャレンジャーたちのメッセージ展では、冒険館に立ち寄ったチャレンジャーたちが行動中に撮影した1コマと
メッセージをパネルで紹介。また極地で活動中の山崎哲秀さん、高沢進吾さん、月風かおりさんの展示などを行いました。新たな出会いや冒険の情報が飛び交う、最も熱いコーナーだったのかもしれません。



写真、メッセージをお寄せいただいたみなさん、ありがとうございました。 日本一周中のチャレンジャーの姿もありました。 極地に魅せられた書道家、月風かおりさんは墨で極地を語ります。
長岡竜介さんのケーナ演奏に
聴き入る参加者のみなさん。
極北の村、ポイントホープで伝統的なクジラ漁を行う高沢進吾さんの報告。 ドリンクコーナーで温かい飲み物でおもてなし。和やかな交流の場となりました。



ラインホルトメスナー氏のピッケルを展示

 ↑ 日本の若者へのメッセージを書くメスナー氏

 <メッセージ内容>
 
ウエムラナオミは、山・極地という大自然における20世紀の偉大な冒険家である。それゆえ、私は、私のミュージアムに彼のためのスペースを作った。
 彼は私と同様、非常な困難や危険の中で、大自然の中で生き残るという広大な行動をしてきた。
 山・極地の氷は無限で、人類より遙かに大きいものである。
 登山を通して自然の素晴らしさを感じてほしい。

   

 展示品の交換が実現!
 
  ラインホルト・メスナー氏は、日本の登山家の中で植村直己を最も尊敬されているそうです。このたび植村直己の装備品を彼の山岳博物館に展示したいとの意向を受け、それぞれの装備品の交換展示が実現することになりました。
 当館からは、植村が使用した皮製ブーツと手袋(いずれもグリーンランドで使用)を貸し出しし、メスナー氏からは、彼が愛用したピッケルが届きました。
 同時に、メスナー氏は、日本の若者へメッセージを送りました


 
【ラインホルト・メスナー】
 1944年、イタリア、南チロル地方に生まれる。
 世界で初めてエベレストを無酸素で登るなど、前人未到の輝かしい数々の足跡を残す。
 


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